一般社団法人 北海道造林協会 北海道森林整備担い手支援センター

林業就業希望者への支援

北海道の森林・林業
北海道の森林面積は、全道面積の71%にあたる554万ヘクタールで、全国の森林面積の22%を占めています。道民1人あたりでは約1ヘクタールと、全国平均の約5倍になっています。
林種別でみると、人工林が約3割、天然林が約7割を占めています。
人工林は、トドマツ(52%)、カラマツ(30%)などの針葉樹が中心で、天然林は、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹とシナノキ、ミズナラなどの広葉樹が混じり合った「針広混交林」が広がるなどの特徴を持っており、北海道特有の雄大な景観をつくっています。
森林の伐採量は天然林は昭和36年を、人工造林は昭和44年をピークに減少を続けていましたが、近年は、輸入材の減少などから道産材の需要が増加し、木材の自給率(道産材供給率)が向上するなど、林業生産活動が活発化しつつあります。
北海道の林業労働の実態
これまで、事業量の減少から、林業事業体数、林業労働者数は、長い間減少を続けていましたが、林業生産活動の活発化に伴い、平成19年度の調査では増加に転じました。
林業への新規就業者は、建設業からの参入が最も多く、若年者の比率も増加しています。しかし、依然として60歳以上の林業労働者の割合は33%と高くなっています。
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林業労働の四季 ~人工林の一生を通して~
林業は苗木の植え付けから木材の収穫までに数十年、場合によっては100年以上の歳月がかかります。その間、さまざまな作業が行われます。
春:5月~6月 植付け
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  1. 地ごしらえ
    植林予定地を、植付けやその後の保育作業がしやすいように、また表土が雨によって流されたりせずに植栽木が健全に育成するように、支障となる灌木、雑草、ササ等を刈り払い、刈り払った灌木等を集積、整理する作業です。
  2. 植付け
    苗畑で高さ30~50cmに育ち、根がしっかりと発育した苗木を地ごしらえをした林地に植付けます。植付けの本数は大体1ha当り2,000~2,500本くらいです。

夏:7月~8月 下刈
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  1. 下刈
    植えた苗木は小さく、放っておくと成長の早い雑草や灌木に負けて枯れてしまうこともあります。苗木の成長をじゃまする雑草や灌木を刈り払って苗木の成長を助けてあげます。この作業を毎年1~2回、苗木が雑草に負けないくらい育つまで5~8年くらい続けます。

秋:9月~11月 除伐・間伐
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  1. つる切り
    木の幹や樹冠に絡みつき、木の形を悪くするクズやヤマブドウなどのつるを取り除きます。
  2. 除伐
    育成の対象となる木の生育を妨げる木や育つ見込みのない木を伐ります。
  3. 枝打ち
    節のない良質な木材の生産を行うとともに、木の生育の調整、病虫害等の防除、林内を明るくするなど、森林の機能の向上を図るため一部の枝を切り払います。

冬:12月~3月 伐採(間伐・主伐)
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  1. 間伐
    植えてから15~20年くらいたつと、木と木の間が混み合ってきて、木全体に太陽の光が届かなくなります。そのままにしておくと十分な成長が出来なくなり、幹の細い長い木ばかりになって、強い風や、大雪で木が倒れてしまうこともあります。 そこで健全な森林を育て、成長を良くするため、適度に間引いてやります。
  2. 主伐
    植えてから最低でも40年。やっとおとなになった木は、木材として収穫されます。 切った後にはまた新しい苗木を植えます。
北海道の森を理解する書籍紹介
北海道の森を理解する書籍については、公益社団法人森と緑の会で発行しています。林業関係者向けの技術書から、森林やみどりの大切さを普及・啓発するための普及用パンフレットまで様々な林業普及図書があります。詳しくは公益社団法人森と緑の会のホームページをご覧ください。
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